

71年の作品で、ゴスペルコーラスと
ジャズを融合させた作品になっています。演奏的には
ジャズオーケストラになっている感じです。メンバーはサックスのBilly Harper、トランペットのCecil Bridgewater、ベースのEddie Mathias、ピアノがGeorge Cables、コーラス、歌で、Bishop J.C. White、Dorothy White、Ruby McClureでThe J.C. White Singersとなっています。ベースだけが電気化していますが、それ以外はエレピも登場してきます。
1. Motherless Child
2. Garden Of Prayer
3. Troubled Waters
4. Let Thy People Go
5. Were You There When They Crucified My Lord
6. Joshua
音楽的には前作のようなアフロ
ジャズになっていますが、ゴスペルコーラスが加わった事によって、フュージョン色が出ています。しかし、この頃にはハードフュージョンが登場していますので、それに比べると、フュージョンと呼ぶには、あまりにも
ジャズ的な演奏になっています。しかし、リズムパターンのミニマル化になっていて、そこはファンクな要素なのでしょう。
ファンクと言うには複雑なフレージングですが、反復演奏して、不思議な高揚感を生み出しています。リターントゥフォーエヴァーを、もっと黒い解釈で演奏しているような感じです。やはり、映像としては黒人アクション映画が似合いそうです。主役は歌になっていますが、それに負けないくらい演奏面も相当斬新な演奏を繰り広げています。明らかに、それまでの
ジャズとは違うものになっています。この混沌感は結構心地良く、名盤だと思います。
Motherless Child
Let Thy People Go
Were You There When They Crucified My Lord
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