Disc: 1 1. J.C. Moses 2. Sophisticated Lady 3. The Long March 4. U-Jaa-Maa Disc: 2 1. Triptych 2. Giant Steps 3. South Africa Goddamn 4. It's Time
Duke EllingtonのSophisticated LadyやJohn ColtraneのGiant Stepsをカバーしています。オリジナル曲ではMax Roachが創りだすリズムが中心で、そのリズムの上をArchie Sheppが自由に歌いまくる感じです。自由と言っても、ここではフリージャズまでにはいっておらず、ある程度の構築性が感じられます。ライブですから、インプロヴィゼーションによるところも多いと思いますが、おる程度、あらかじめ決めごとはあるようです。
Max Roachの生み出すドラムパターンも独創的で、ジャズというよりは、民族音楽のような、原始的ではあるけれども、かなり複雑に構成されていて、ドラマーならではの進化の仕方をしています。二人だけの演奏なのに、とても哲学的なものを感じさせます。マイルスにつきあう事なく、独自の感性でジャズを進化させている、数少ないミュージシャンだと思います。