

85年の作品で、引き続き弦楽四重奏を交えたDouble Quartetでの作品になります。メンバーはトランペットのCecil Bridgewater、テナーサックスのOdean Pope、エレキベースのTyrone Brown、パーカッションのRay Mantilla、ヴァイオリンがCecelia HobbsとJohnny Williams、ヴィオラがMaxine Roach、チェロがEileen Folsonです。このスタイルにかなりの手応えを感じているようで、今回は弦楽器の占める部分が増えています。
1. Bird Says
2. Sis
3. A Little Booker
4. Easy Winners
Bird SaysやA Little Bookerはライブでもお馴染みの曲ですが、ストリングスを加える事で、新しい魅力が出ています。ストリングスが加わるだけでスリリングさが増すのは、弦がこすれる感じが緊迫感を与えるのでしょうか。Easy Winnersは
ジャズと言うよりクラシックな曲です。イタリアのレーベルSoul Noteからのリリースですが、レコーディングはニューヨークで行われています。
当時は80年代ポップの裏で、ペンギンカフェみたいな現代
音楽とポップスを融合したようなグループもいましたので、その
ジャズ版だと思うと、かなり革新的な試みだったと思います。ただし、一般的な認知度が低いので、高く評価されていませんが、こういうフュージョンの仕方があっても良い訳で、メジャーレーベルから出ていれば、もっと高い評価がされていたのではないかと悔やまれます。
Drum Solo
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