70年の作品で、東京でレコーディングされたアルバムです。メンバーは、日本のキースジャレットと賞賛したHideo Ickikawaのピアノ、テナーサックス、バスクラリネット、フルートのBennie Maupin、ベースのGary Peacockです。Hideo Ickikawaは見事なエレピを演奏して、幻想的な独特のポップでもある
ジャズロックに貢献しています。
1. Have You Heard?
2. For Jane
3. Neophilia
4. Papa-Daddy
ジャズオールスターズで来日した時に市川秀男を見いだして、彼を入れてレコーディングしたと言うほどの惚れ込みようで、その期待に見事に応えています。市川秀男はそれまでは、それほど有名でもなかったのですが、Jack DeJohnetteの人を見抜く目が確かだった事が伺えます。それにしてもJack DeJohnetteの作る曲は、どこか不思議なほのぼのとしたポップさがあります。
やたらとテクニックをひけらかす作品が多かった中、これだけ
音楽を創ると言う事を前提に置いた作品と言うのは、当時珍しかったと思います。それだけ作曲のセンスもあったと言う事になります。ドラマーと言うよりミュージシャンとしてソロアルバムを創っているようです。それはこの後もそうですので、ドラマーとしての彼の魅力を味わいたいなら、マイルスの一連の作品の方をお薦めします。
音楽的に満足するなら、ソロ作品でも充分満喫出来ます。
For Jane
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