87年の作品でJack Dejohnette's Special Edition名義のアルバムです。メンバーはほとんど入れ替わっており、テナーサックス、フルート、クラリネットのGary Thomas、アルトとソプラノサックスのGreg Osby、ベースのLonnie Plaxico、ギターのMick Goodrick、パーカッションとボーカルのNaná Vasconcelosという布陣です。Special Editionらしい演奏になっていますが、ラテン系のパーカッションが入った事によって、かなり雰囲気が違っています。
1. Introduction
2. Irresistible Forces
3. Preludio Pra Nana
4. Herbie's Hand Cocked
5. Osthetics
6. 47th Groove
7. Silver Hollow
8. Interlude/ Ponta De Areia
9. Milton
10. 3rd World Anthem
11. Conclusion
Ostheticsでの演奏はフリーに近いもので、ギターもアヴァンギャルド系の演奏になっています。こういうスタイルは今までに無かったもので、ニューヨーク系のアヴァンギャルド
ジャズ に触発されているようです。Jack DeJohnetteは今回もドラム以外にキーボードを演奏してます。そしてシンセドラムというか、ドラムマシーン、昔のリズムマシーンではなく、ドラムシーケンサーを使用しています。
80年代の
ジャズ のあり方、フュージョンとは違うあり方というのが彼らのテーマだと思います。今回のレーベルはMCAですが、ECMシリーズのような美しいSilver Hollowもあります。今回はブラジルテイストが沢山入っています。3rd World Anthemは以前も演奏していたナンバーですが、このメンバーで演奏すると、結構印象が違っています。
Preludio Pra Nana
VIDEO