

2008年の作品で、またしてもJack Dejohnetteが一人でシンセサイザーとパーカッションだけでで創り上げたアルバムになります。曲は1曲のみで1時間以上の作品です。基本的にはアフリカの
音楽をベーシックにしているようですが、電子音で創られているので、環境
音楽のような雰囲気になっています。
1. Peace Time
延々と続くパッド音にブレスサウンド、シンバルは生楽器を叩いています。笛の音はアフリカの楽器を模しているようです。タブラのような音は生楽器でしょうか。シンセでも表現出来るので判断が難しいです。ワールドミュージックというより、ニューエイジミュージックのような内容です。本来、このような作品は全編シンセで創られますが、さすがに打楽器系は生を使うところがドラマーらしいところです。
以前の作品もそうでしたが、ワンコードだけで1時間ありますが、笛の旋律はフィーリングで即興に発展していっているので退屈はしません。アンビエント作品がもてはやされた90年代を通過しているだけに、テクノ系に人には馴染み易いと思いますが、テクノほどダークではなく、緩やかで暖かみのあるサウンドになっています。現代
音楽では音の強弱も重要になっていて、ヴェロシティーの対比や、ポリリズム的なアレンジで飽きさせません。
Peace Time
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