

80年の作品です。Bob Clearmountainとの共同プロデュースになっています。今回のメンバーはベースのRandy Jackson、ギターのCorrado Rustici、キーボードのFrank Martin、サックスのMarc RussoとWayne Wallace、トランペットのBill LambとDavid Groverなどです。ダンスミュージックが中心ではありますが、さりげなくフュージョンしていたりしています。
1. The Real Thang
2. I Want You
3. Take It To The Bossman
4. Alone Without You
5. Get Up!
6. Lucky Fella
7. You Will Find Your Way
8. Victory Suite
Waldenの歌い方はチャーに似ているので、初期の頃のチャーが好きな人にもお勧めです。まだシンセ中心のアレンジになっていませんので、ギターのカッティングなど、アナログな楽器によるアレンジは躍動感があります。ブラザースジョンソンあたりに近いでしょうか。そういう意味ではブラコンでありながらもフュージョンスタイルを貫いていたいう事になります。
タイトルのVictory組曲ではインストでのプログレッシヴな曲になっています。フュージョンファンにはこの1曲だけでも聴く価値はあります。単なるダンスミュージックに成り果ててしまったと思っているとカウンターパンチを食らいます。それでもポップなアレンジなので、アメリカンプログレ的かもしれませんが、やはりドラムをたっぷり演奏出来る場所は自分でこさえていたのです。
The Real Thing