

82年の作品です。この頃になるとダンスミュージックの質も変わってきます。明らかに歌い方がプリンスになっています。これまではボズスキャッグスだったのがプリンスになっています。それだけ黒人にとってもプリンスの影響力は凄かったんですね。それでもまだギター中心のアレンジですが、シンセはデジタルに移行しているみたいです。
1. You're #1
2. Summer Lady
3. I'm Ready
4. Safe In My Arms
5. Confidence
6. Holiday
7. You Ought To Love Me
8. Blue Side Of Midnight
参加ミュージシャンが豪華で、David Sanborn、Wayne Shorter、Randy Brecker(、Ernie Watts、Bob Mintzer、Chuck Findlyなどが顔を揃えていますが、それでも完全にダンスミュージックさせています。他のシンガーにもヒット曲をどんどん提供していた時期ですので、ノリにのっています。80年代に完成した立体的なアレンジというのはシックが完成させますが、それまでにこのような形で原型が出来ていたのです。
ブラックコンテンポラリーという便利な言葉が出来たので、ソウルとも言いにくいダンスミュージックはこの言葉で一括出来ます。しかし、フュージョン系のミュージシャンが演奏するので、それはしっかりした、それでいて聴き応えのあるサウンドになっています。80年代サウンドになっていますが、打ち込みがないので、今聴いても古くさく感じません。
You're #1