91年、新しい
テクノの波が押し寄せ、多くのミュージシャンがクラスターからの影響を公言する中、再結成されました。アンビエントも次第に多くの支持を集めるようになりますが、彼らは再結成しても、流石に個性的なスタイルを貫いています。若手
テクノミュージシャンなどは及びもつかないほどの貫禄を放っています。
1. Grenzganger
2. Emmental
3. Gespiegelt
4. Falls
5. Apropos Cluster
電子音によるエレクトロニクスでありますが、この時期には、まだエレクトロニクスは一般的ではなく、あくまでも踊れる
音楽として
テクノやハウスが流行っていきますから、踊れない
音楽のクラスターは異才を放っています。最初の活動から10年のブランクがありますが、一般的になポップスには毒される事無く、自分達のやるべき
音楽が分かっています。
やはりイーノ辺りの
音楽に近いです。アンビエントというには激し過ぎるし、
テクノと呼ぶにはビートがありません。環境
音楽という概念がないと理解出来ないでしょう。デジタルシンセになっていますが、個性的な音色を選んでいます。というより自分達でプログラミング出来るほどシンセに精通するようになっています。初期の頃の柔らかな音色とは違ってきていますが、変化があってこそ生きた
音楽といえるでしょう。
Emmental