

84年の作品で、完全にニューウェイヴというより、80年代サウンドになってしまっています。もはや
プログレではありません。しかし、それでも演奏は達者です。80年代のイタリアのポップグループという事で聴く分にはいいでしょう。これまでのように
プログレバンドという期待は持たない方がいいです。
1. Capitani coraggiosi
2. Sentimentalmente
3. Marlon Brando
4. Attimo di musica
5. Tigre
6. “46”
7. Ego-telecomunicazione
8. Bi Bi Bop
80年代の
音楽、それも売れない
音楽というどうしようもない作品になっています。当時のラジオにはのせられ易い曲ばかりですが、イタリアのみで売れる程度だったようで、世界的にはほとんど無視に近い作品です。こういう
音楽をやっているのはゴマンといたわけですから、わざわざこのアルバムを金を出す必要もないはずです。ただ、惜しいのは演奏は素晴らしいということです。
80年代特有のデジタルシンセ、少しレゲエが入る、など、実に陳腐な曲ばかりです。こんな曲演奏して何が楽しいのか、ただ金のためだけにこんな
音楽を創って演奏するのか、かなり疑問が残ります。しかも、それが売れないと言う事であれば、本人達もいい加減打開策を考えなければならないはずですが、イタリアで少し売れればそれでよしとしたのでしょうか。
Capitani coraggiosi