

73年の作品で、ファーストアルバムはゴールドディスクでしたが、このセカンドアルバムで一気にプラチナアルバムを獲得。どれだけ彼らに期待が寄せられていたかが分かります。ギタリストが花形の時代でしたので、Randy Bachmanのギターアレンジに注目が集められました。ボーカルは明らかにゲスフーの方が優れていますが、このバンドの方が売れていた事を考えても、人気もギタリスト次第だったのです。
1. Blown
2. Welcome Home
3. Stonegates
4. Let It Ride
5. Give It Time
6. Tramp
7. I Don't Have To Hide
8. Takin' Care Of Business
爽やかなアメリカンハードロックであり、カントリータッチのプレイやコーラスもありますが、それよりもハードドライヴィングなイメージの方が強いです。当時のイギリスはグラムロックの時代であり、アメリカでもその影響はありましたが、ファッションというよりは、
音楽性のシンプルでソリッドなロックンロールというものが取り入れられ、アメリカンハードロックの基礎が出来上がっていきます。ファッション性を真似していたバンドは少なかったので、アメリカではグラムロックは根付かないと思われていましたが、
音楽的な影響はしっかり合ったのです。
ニューヨークドールズはファッションも真似ていましたが、それよりもストーンズのようなダーティーなイメージだった為にグラムロックとは呼ばれませんでした。そしてエアロスミスやチープトリックのような第二期ハードロックブームまでの流れが出来上がるのですが、その中間地点に位置していたのがこのバンドだったのです。ルックスはおっさんですから男にばかり人気がありましたが、シングルヒットも出して当時は大変人気がありました。
Blown