79年の作品で、前作でRandy Bachmanが脱退した事でC.F. Turnerがギターになって、ベースがJim Clenchになっています。リズムギターだったBlair Thorntonがそのままリードギターになっています。この体制で2枚の作品を創りましたが、このアルバムで行き詰まった彼らは解散となります。
音楽 的にはいいものを創っているのにも関わらず、新しい時代に対応出来なかったからです。
1. Jamaica
2. Heartaches
3. Heaven Tonight
4. Rock n' Roll Nights
5. Wastin' Time
6. Here She Comes Again
7. End of the Line
8. Rock and Roll Hell
9. Amelia Earhart
70年代初期のスタイルでありながら、ボストンのようなアメリカンプログレに近いサウンドも出していますので、後は売り方だと想うのですが、Randy Bachmanの不在はかなり大きなダメージになっています。
音楽 としてはポップになっていますが、聴き方によればオージーオズボーンにも聴こえなくないし、売り方次第だというのがよく分かります。時代が違えば大ヒットしそうな内容です。
いい意味でも悪い意味でもロックには毒が必要です。しかしポップになって爽やかなだけのバンドになってしまっては魅力がありません。逆に言うと、毒を必要としない、しかしロックンロールを楽しみたいという人には、これほど最適な
音楽 は無いと想います。それこそがアメリカンロックの魅力だと想います。そして最後までドライブに最適な軽快なロックンロールに徹していますので、運転のお供にお薦めです。
Jamaica
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