

一番カナダ出身という事が有名なのがこのラッシュでしょう。カナダ出身でありながら後のアメリカン
プログレの基礎を創っていく事になります。スリーピースバンドでありながら
プログレというのも珍しいのでスgあ、それだけ演奏力があるということで、初期の頃はツェッペリンのコピーバンドみたいなところがありますが、この74年のアルバムが一番その頃の名残があります。
1. Finding My Way
2. Need Some Love
3. Take A Friend
4. Here Again
5. What You're Doing
6. In The Mood
7. Before & After
8. Working Man
メンバーはベースとボーカルのGeddy Lee、ギターのAlex Lifeson 、そしてこのアルバム限りですがドラムのJohn Rutseyの三人からスタートします。ツェッペリンの影響が強いバンドだけにこのファーストアルバムはハードロックに仕上がっています。まだ
プログレにはなっていませんが、ツェッペリン自体、私は
プログレバンドだと想っているので、その後の変化も自然なものだと想います。スリーピースのハードロックバンドとしてこのアルバムを聴く分には凄いバンドが出てきたなという印象を与えるだけの実力を既に備えています。
三人しかいないにもかかわらず
プログレッシヴな演奏をするにはスタジオ盤では多重録音が多くなるところですが、このバンドはライブで再現する事を前提に曲を創っています。そうなると後は演奏力を高めていくしかないわけで、バンドが成長するに従ってより複雑な演奏になっていきます。Geddy Leeのハイトーンなボーカルはツェッペリンというより、モントローズのファーストアルバムに近いのではないでしょうか。つまりサミーヘイガーです。つまりブリティッシュにはなりきれていないのです。アメリカ的なのですね。これが後のアメリカン
プログレへの布石となっていきます。
Finding My Way