96年にリリースされた作品で、League of Gentlemenのライブ音源になっています。これまで収録されていなかった曲もあり、貴重な音源となっています。80年代当時の音源で、ファンが録音した音源を使用しているという変わった作品です。その為、音質はいいとは言えませんが、当時の熱気を伝えるのには充分なレベルになっています。
1. Inductive Resonance 2. Thrang Thrang Gonzinbulx I 3. Trap 4. Boy At Piano 5. Heptaparaparshinokh 6. Thrang Thrang Gozinbulx II 7. Christian Children Marching, Singing 8. Ooh! Mr. Fripp 9. Dislocated 10. Minor Man 11. Thrang Thrang Gozinbulx III 12. Farewell Johnny Brill 13. Inductive Resonance
広さ的にはライブハウスっぽい音響だと思います。客席に近い分、演奏者もかなり白熱した演奏をしています。海賊版を正式な作品と認めてからのリリースであり、自分のレーベルDiscipline Recordsだからこそリリース出来たものだと思います。League of Crafty Guitaristsなどの作品を聴いた後なので、当時のフィリップの演奏が時代とともに更に向上している事が分かります。この時の演奏はまだまだ若い。
新生クリムゾンもまだスタートする前ですから、クリムゾンを解散させたフィリップが何をやろうとしていたのか全くつかめなかった頃で、ニューヨークという似合わない街で刺激を求めていたフィリップのアナーキーな演奏が炸裂しています。League of Gentlemenという名前だけは有名ですが、音源が少ないので、音質が悪くても我慢出来ます。それまで聴いた事もなかったような音楽に反応しているオーディエンスが凄いです。名盤ですね。