99年の作品で、クリムゾンの新しいスタイルを追求するため、プロジェクトシリーズとしてライブでいろんな演奏を試したりする傍ら、bass, StickのTrey GunnとdrumsのBill Rieflinとのトリオ編成で制作された作品です。かなりデジタル色のあるサウンドながら、インプロヴィゼーションな演奏を展開するという、ジャムバンド形式の作品になっていると思います。ちょうど当時はジャムバンドブームが静かに起こっていました。
1. Blast pt. 1
2. Blast, pt. 2
3. Lost and Found Highway
4. Hootenanny at the Pink Pussycat
5. Brown Soufflé
6. Heard, Not Seen
7. Last Stop
8. Re-entry
9. Retarded (with Steam)
10.Strangers on a Train
ジャムバンドブームには大変期待していましたが、大きなブームには至らずに終わってしまいました。では我らがフィリップ曲がジャムバンドをやったらどうなるか、キースティペットとのフリージャズな演奏をクリムゾンで展開していた事もあって、インプロヴィゼーションはお手の物もでありますが、若い先鋭との組み合わせにより、新たな扉を開こうとしています。
クリムゾンの作品を創るのも、ファンの求めているものなどを分析しながら制作するようになり、もはやそこまでしてやる意味あるのか、とさえ思ってしまいますが、ストーンズにしても長い経歴を維持する為に必死になっています。その中での冒険という部分を、こうした別プロジェクトで試す過程が面白いもので、クリムゾンではやらないような事もあるので、ファンとしては目が離せません。こちらの方を新作とした方が新鮮味があるくらいユニークなものになっています。かなりの名盤です。
Blast pt. 1
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Blast, pt. 2
VIDEO Strangers on a Train
VIDEO Repercussions of Angelic Behavior
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