最近までモーニングに連載されていた、三国志を題材にしたマンガです。中国に、呉、蜀、魏と三つの国が存在していた史実を元に脚本した内容の作品が多数あります。普通、蜀の劉備が主人公になる場合が多いですが、このマンガは普通、悪役として扱われる魏の曹操が主人公です。
情を重んじる孔明、関羽、張飛を擁する劉備が主人公にし易く、情や権威よりも才を重んじる曹操は悪役にし易いのですが、この時代、儒教による腐敗を逸する為、曹操は才のみを重んじて、画期的な改革者として描かれております。息子共々、詩を詠み、音楽を愛し、異国の音楽さえも飲み込んでいき、その後の中国の流れを大きく変えていくのですが、冷酷な面ばかり印象に残り、評価されていない歴史上の人物に、ここではスポットライトが当てられます。
曹操自信は意識していなかったかもしれませんが、儒教オンリーの時代に仏教のような平等主義の精神は受け入れられなかった中国において、仏教が広まる礎を築いていく事になるのです。そして唐の時代には仏教が国教となり、日本にも伝わる事が出来たのです。
蒼天航路を熱く語る人がこのサイトにいるか分かりませんが,熱く語りたい人がいたら、どんどんコメントを下さい。
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