99年の作品で、サントラだったWhite Rockの第二弾になります。76年の冬季オリンピックのドキュメンタリー映画のサントラだったのですが、それを新しいイメージで創り直しています。昔の栄光にしがみつくようになってしまっていますが、年間に複数の作品をリリースしているうちの一つですから、完全にそれだけに頼っている訳ではありません。
1. Oriental Iceman
2. Ice Pie
3. Dancing on Snowflakes
4. Nine Ice Grove
5. In The Frame
6. Harlem Slalom
7. Frost in Space
ネタがないなら一年に一枚のペースでいいのに、レコード会社とどんな契約をしているのでしょうか。曲を創りためていたらちょうどこの作品のイメージになったという展開でしょうか。最初の作品ではまだアナログシンセを使っていたので、デジタル環境での演奏はかなりイメージが違って聴こえます。映画
音楽ですから、必ずしも競技に対するイメージだけではなく、プライベートな部分でのイメージもあるようです。
ゲレンデでのロマンティックなイメージとか、オリンピックの緊張感とは無縁な感じの
音楽だったりします。それは作曲者の解釈ですので、聴き手とのギャップもあります。そういうものを含んでリックウェイクマンの作品は存在しますので、慣れているファンなら受け入れられるでしょう。微妙に空気が読めない感じというのも
音楽バカな感じがして人間リックウェイクマンらしい作品です。
Dancing on Snowflakes