

2003年の作品で、久々のバンドサウンドになっています。シンフォニックなヘヴィメタみたいなサウンドになっています。どうしてバンドでやるとこうもイモっぽくなってしまうのでしょうか。まるで80年代の
プログレバンドの成れの果てみたいなサウンドをこの時期に再現して、受けるとでも思ったのでしょうか。この辺の感覚が理解出来ません。
1. Out There
2. The Mission
3. To Be With You
4. Universe of Sound
5. Music of Love
6. Cathedral of the Sky
バックメンバーはこれまで以上にしっかりと固めて、ギターがFraser T SmithとAnt Glynne、ドラムがTony Fernandez、ベースがLee Pomeroy、そしてヘヴィメタなボーカリストDamian Wilson、お馴染みのEnglish Chamber Choirがコーラスで参加しています。Columbia space missionに携わった宇宙飛行士へ捧げられた作品になっています。なので宇宙管制塔みたいなSEが入っています。
メロトロンやイエス時代の音色を使ったりして、リックは頑張って演奏していますが、この古くさいスタイルを真面目にやると言うのも、この人の感覚はどこかずれている感じがします。演奏は勿論巧いですし、コンセプトも悪くはないでしょう。しかしこのギターサウンド、ヘヴィメタなボーカル。あまりにもベタであり、リックが起用するボーカリストはいつもださかったりします。ヘヴィメタにしてもギターリフがいまいちですし、ヘヴィメタやるならやるで、もっとイマジネーションのあるギタリストを採用すべきなのに、いつも彼のバンドメンバーの選択は中途半端です。
Out There