ジャズドラマーを夢見ていたビルが念願かなって結成したジャズバンドEarthworksの87年のファーストアルバムです。モダンジャズのようで、シンセやオルガン、シンセドラムなどを使っているのでフュージョンのようにも聴こえます。懐古主義ではない、新しいモダンジャズを構築しようとしていたようです。フュージョンとして聴いた方が馴染み易いでしょう。
1. Thud
2. Making A Song And Dance
3. Up North
4. Pressure
5. My Heart Declares A Holiday
6. Emotional Shirt
7. It Needn't End In Tears
8. The Shepherd Is Eternal
9. Bridge Of Inhibition
メンバーはキーボード、トランペットのDjango Bates、サックスのIain Ballamy、ダブルベースのMick Hutton、とドラムのビルとの四人組ですが、シンセでDave Stewartが参加しています。ビルはシンセドラムで音階も演奏しています。Brufordの続きみたいな感じなのかもしれませんが、明らかに違う
音楽 性を持っています。このバンドもクリムゾンの休憩中に楽しんでいましたが、クリムゾンが再始動しても平行してやっているくらい気に入っているようです。
フュージョンと言いにくいのはスウィングしているからです。スウィングこそがジャズの定義ですが、ジュージョンの時代にはそのリズムを変革しています。ですが、後にフュージョンバンドもスウィングする曲を演奏するようになりますので、フュージョンではないとも言いにくいのです。新しい時代のモダンジャズと言う形容する他ありません。電気楽器を使う事に遠慮がないと言うのはフュージョン以降の事ですから、過去を振り返らずに前に進むジャズとして楽しんでいるようです。
Thud
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Making A Song And Dance
VIDEO Up North
VIDEO Pressure
VIDEO My Heart Declares A Holiday
VIDEO Emotional Shirt
VIDEO It Needn't End In Tears
VIDEO Bridge Of Inhibition
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