

75年の作品で、メキシコ映画のサントラになります。邦題は奇蹟のランナー、Ignacioという別名もついています。実に雄大なアンビエント
音楽のようなキャンパスにシンセやティンパニなどの楽器を官能的にちりばめた
音楽になっています。無国籍な民族
音楽のような響きもあります。
1. Entends Tu Les Chiens Aboyer? (Part 1)
2. Entends Tu Les Chiens Aboyer? (Part 2)
ヴァンゲリスのサントラ作品は、映画の内容に即した創りでありながらも、独自の描写が描かれているように感じられます。
音楽で独自に演出しているのです。それも踏まえての映画として完成しているのでしょうが、この
音楽だけで別の新しい映画が創れるような描写になっていると思います。
ドイツアンビエントとイタリア系の情緒的な旋律が解け合ったような、それまでには全くなかった
音楽だと思います。
プログレでもテクノでもない、ヴァンゲリスサウンドなのです。喜多郎のような音楽の先駆者と言えますが、喜多郎とは次元が違う感性の持ち主だと思います。
Entends-tu Les Chiens Aboyer?
Ignacio
Ignacio (Entends tu les chiens aboyer?)
スポンサーサイト