続きましてはロバートプラントですが、ツェッペリン解散後の84年に届けられた覆面バンド、ハニードリッパーズです。覆面バンドといっても誰が参加しているかは明らかで、全てでボーカルをとっているのがRobert Plant、ギターがJeff BeckとJimmy Page、そしてプロデューサーでもあるNile Rodgers、ドラムがDave Weckl、ベースがWayne Pedziwiatr、キーボードがPaul Shaffer、サックスのKeith Evansで、50thのオールディーズをカバーしています。
1. I Get A Thrill
2. Sea Of Love
3. I Got A Woman
4. Young Boy Blues
5. Rockin' At Midnight
Volume Oneと言うタイトルで、次回作があるかのごとくでありますが、Volume Twoは出ていません。プレスリー好きのRobert Plantがツェッペリンでそれらしき歌を歌ったのは数曲だけだったので、こういうバージョンでのRobert Plantの歌が聴けると言うのもあって、そして何よりJeff Beckも参加していると言うのが大きかったと思いますが、アルバムもシングルも大ヒットしました。アルバムといってもミニアルバムですが。
オーケストラも入ったオーソドックスなアレンジですが、そこでJeff BeckとJimmy Pageのギターの聴き比べなどを楽しめます。こうしたロックンロール、ロカビリーでもちゃんと自己主張しているJeff Beckのギターはシビレます。そして何よりRobert Plantが気持ちよく歌っているのがストレートに伝わってきます。ちょうどバンドエイドの頃かと思いますが、臨時的にリリースされたバンドエイドも、このアルバムもロックファンは持っているべきでしょう。
I Get A Thrill