83年の作品です。精力的にソロ活動を展開していく中、前作ではまだツェッペリンを引きずっていましたが、次第に脱ツェッペリンなサウンドになっていきます。しかし、ツェッペリンのほとんどの歌詞を書いているプラント。私の想像では、ジミーペイジが創ってきた演奏にプラントが歌詞を乗っける作曲法が取られていたのではないかと思っています。ジミーペイジが最初から歌の旋律を創っていたとは考えにくい曲が多いからです。ですからプラントが歌えばツェッペリンっぽい旋律になるのは自然な事だと思います。
1. Other Arms
2. In The Mood
3. Messin' With The Mekon
4. Wreckless Love
5. Thru' With The Two Step
6. Horizontal Departure
7. Stranger Here...Than Over There
8. Big Log
ギターリフにドラムが加わって、プラントが思いのままに叫び続ける事で歌が生まれていたと言うのが私の想像ですが、そうでなければ歌詞がついていないスキャット的なフレージングも生まれていないと思うからです。そういう意味ではプラントも作曲家なのです。今回のドラムはPhil CollinsとBarriemore Barlow、ギターがRobbie Blunt とBob Mayo、ベースがPaul Martinez、Jezz Woodroffeで、前作とほぼ同じです。これがパーマネントなバックバンドであったようです。
アレンジやサウンドは完全に80年代サウンドになっていて、プラントの歌だけがいつものやり方になっていて、ポップなアレンジであってもいつものプラントの歌になっています。ギターもストラト系のサウンドですので、違和感は感じますが、MTVの全盛期では受け入れ易いサウンドかと思います。娘が彼氏としてブライアンセッツァーを連れてきたりと、若いものには負けまいとするプラントパパが頑張っています。
Other Arms
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