2003年の作品で、Samadhisoundレーベルを立ち上げて、よりマニアックな
音楽 を創っていく事にあります。手始めにこのアルバムはアンビエントエレクトロニカなデジタル感たっぷりな作品になっています。前作の穏やかな状態は夫婦間がうまくいっていた頃であり、この頃にはそれも破局を迎えていて、その状態がそのまま
音楽 に反映されているようです。
1. Blemish
2. The Good Son
3. The Only Daughter
4. The Heart Knows Better
5. She Is Not
6. Late Night Shopping
7. How Little We Need to Be Happy
8. A Fire in the Forest
これまでは多くのミュージシャンが参加していましたが、このアルバムは少ないです。シルヴィアン以外にはギターのDerek Bailey、エレクトリックトリートメントのChristian Fenneszだけで演奏されています。リフレインされるシンセ音にギターノイズ、それだけおバックに孤独に歌い上げるデヴィッド。しかし、自暴自棄になっているようには感じられません。きちんと現実を受け止めて自分の
音楽 に消化しているのです。
前作ではやっと一般的なオーディエンスでも聴ける作品を創っていましたが、再びマニアックな世界にのめり込んでしまった感じがします。この人にとっては普通である事は恥ずかしい事のようにも感じられます。本来ミュージシャンと言うものはそういうものであり、レコード会社の言うがままの
音楽 を創っている現在の日本のシーンのような中にはミュージシャンと呼べるものはいないのかもしれません。サラリーマンと一緒です。又シルヴィアンの孤独な旅が始まりました。
Blemish
The Good Son
The Only Daughter
The Heart Knows Better
She Is Not
Late Night Shopping
How Little We Need to Be Happy
A Fire in the Forest
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