94年の作品で、Richard BarbieriがイギリスのシンガーソングライターTim Bownessとコラボレートした作品になります。ドラムプログラミングなどににはSteve Jansenが参加しているので、三人のコラボレートでもいいと思いますが、アイデア的な部分でこの二人なのでしょう。スタイル的にはTim Bownessの歌を中心にしているポップな作品です。
1. A Night In Heaven
2. Song Of Love And Everything (part I)
3. Song Of Love And Everything (part Ii)
4. Brightest Blue
5. Flame
6. Trash Talk
7. Time Flow
8. Torch Dance
9. Feel
80年代後半に出てきた80年代ポップスから90年代へかけてのポップソングのような感じです。Mick Karnもベースで参加していますが、ウネウネベースではなく、Tim Bownessの歌に合わせた演奏になっています。JAPANの三人が関わっていますが、JAPANっぽさはありません。シルヴィアンとは全く違うタイプのシンガーだからです。その他にはウッドベースでDanny Thompson、ギターでMichael Bearpark、Steven Wilsonが参加しています。
Richard Barbieriもいつもの演奏ではなく、あくまでも歌ものとしてバックに徹しています。Richard Barbieriはこの頃からPorcupine Treeと言うバンドにも参加していて、バンド活動とは別にこうしたコラボレート作品も出していきます。素材があればいかようにもアレンジ出来る引き出しは持ち合わせているようです。つぶやくように歌うTim Bownesはスクポリみたいでイギリスでは受けがいいと思います。
A Night In Heaven