97年の作品で、日本のエレクトロニカミュージシャンの竹村 延和とJansen/Barbieriがコラボレートした作品です。ですからリズムが普通のブレイクビーツになっています。完全に三人でトラックメイキングが成されており、ブレイクビーツに現代
音楽的なアンビエントサウンドが乗っかったようなサウンドになっています。
1. Sun Trap In The Sea
2. Subtle Bodies
3. At Eleven
4. Spaced
5. Empty Orchestra
6. The Children Gathering Around The Lake
7. Memory And Listening
この二人はと言うか、JAPAN のメンバーはバンド名の通り親日家であり、日本のミュージシャンやエンジニアとよく仕事をしています。それで実現したアルバムであります。流石にSteve Jansenが創ったトラックは普通のブレイクビーツとは違っていますが、ほぼ全編ブレイクビーツだと思っていいです。恐らく生ドラムは使われておらず、全てサンプリング編集によるビートになっています。
Steve Jansenは長いフレーズのようなドラムパターンをループさせるのが得意で、ループ鵜させる事により、複雑なドラムパターンも意識に埋め込まれていきます。ただし、
音楽好きな人と言っても、その大半がシンプルなリズム以外は難解と感じる人が多く、今回のように複雑なリズムとシンプルなリズムが同居したような作品は比較的受け入れ易いと思います。彼らも最新の技術の恩恵を受けていますが、やる人によって、こうも違ってくるのかと言う事が改めて分かる作品だと思います。
Sun Trap In The Sea