

2012年にリリースされた作品ですが、録音されたのは98年で、アンビエントシリーズのRite、Odinの続編として制作されていましたが、このシリーズは売れていなかったのでお蔵入りになっていました。Rite、Odinは再発されていないので、ジュリアンコープのアンビエントシリーズを聴くチャンスとなる作品かと思います。
1. Woden
1曲70分以上の曲だけの作品で、アンビエントなシンセのパッドサウンドもメロトロンのような音で、そこに鳥の声や鐘の音が重なって、一般的な
テクノのアンビエント作品というより、プログレの序曲的なSEみたいなサウンドがジュリアンらしい作品だと思います。ルーリードも数枚アンビエント作品を創っていますので、彼もたまにこうした作品を創っているでしょうか。
環境
音楽のような感じがありますが、アナログ感があって、暖かく気の温もりを感じられる音になっていると思います。風が吹いても、雨が降っても、大地に力強く根付いた恵みの木。大自然の恩恵を感じさせられる作品になっていると思います。ただし、癒し系と言う訳ではなく、どこか和むような雰囲気だと思います。たまにはこうした
音楽を楽しむ余裕ある生活があってもいいと思います。
Woden
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