73年の作品で、豪華なミュージシャンが参加しています。Graham Nash、Stevie Wonder、Jim Gordon、Chuck Rainey、そしてジョージハリソンが変名で参加しています。Chuck Raineyが参加している事でも分かるように、サザンロックにフュージョンの要素が加わり、スワンプからのA.O.R.へ進化する過程のようなミクスチャー感たっぷりの作品になっています。
1. Baby...Please
2. Every Woman
3. If You've Got Love
4. Maybe
5. Head Keeper
6. Misty Morning Stranger
7. Silent Partner
8. Side Tracked
9. The Lonely One
10. It's Like You Never Left
当時目立っていた流行はハードロックとプログレの二本柱でしたが、その陰に隠れてしっかりとカントリーロック、フォークロックが時代の音となっていました。そこにフュージョンという概念が入ってきて
ソウル ミュージックが大きく変化していきます。それと平行してカントリーロック系もフュージョンの要素を取り入れて同じくA.O.R.へと洗練されていきます。そういう時代をしっかりと感じさせてくれるアルバムになっています。
ジョージハリソンのギターはすぐ分かります。ストラトにフェイザーをかけてスライドギターを使ったフレージングはソロになってからの彼のトレードマークで、それがデイヴメイソンの曲に結構マッチしています。彼の歌はポールロジャースのような感じにも聴こえますので、フリー後期のアンディーフレイザーが曲を書くようになっていた時期に似ていると思います。なのでとても私好みの
音楽 であります。なかなかの名盤です。
Baby...Please
It's Like You Never Left Album Full
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