87年の作品です。7年ぶりに活動を再開したデイヴメイソンでしたが、昔ながらの楽曲をリリースしてくれるレコード会社が無く、マイナーレーベルからリリースしています。ですから、活動再開した事をうまくアピール出来ず、全く注目されませんでした。その反動でレコード会社の言いなりで創ったのがTwo Heartsになります。どっちにしてもどちらも売れませんでした。もう全く新しい時代に感覚がついていけなくなっていたのです。
1. Breakaway
2. Fools Gold
3. Hold On
4. In Love With You
5. Strong Heart
6. Sour Grapes
7. Draw The Line
8. Walkin' The Edge
9. I Can See the Wind
10. I Love The Music
A.O.R.系のスタイルで、曲の出来は素晴らしいものがあります。いい曲ばかりです。これが売れないと言うのも恐ろしい時代であります。トロピカルな感じの曲もありますし、ワールドミュージック的な扱いにすればアピール出来たと思いますが、当時の流行はアフリカンでしたから、そこもずれています。しかし、A.O.R.。大人が楽しめる
音楽 であり、都会的であり、バブルな時代には合う
音楽 だと思います。
MTVに便乗すればそれなりに売れていたかもしれませんが、そこまでの宣伝能力が無かったみたいです。アメリカの一部のファンには需要がある
音楽 だと思いますが、当時の雑多なスタイルの中では美し過ぎる
音楽 であります。Two Heartsよりも遥かに出来映えがいい作品です。現在ならこちらの方が人気が出るはずです。ですが、マイナーレーベルなので、再発してアピールするだけの能力が無いようです。実にもったいない作品です。
Draw The Line
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