

2006年の作品です。クリスマスアルバムになっていて、既成のクリスマスソングを
ファンクにアレンジしてタイトルも
ファンクな言葉に置き換えられています。それにこのアルバムの為に書き上げた新曲も含まれています。
ファンクによるクリスマスアルバムというのは珍しく、黒人によるクリスマスアルバムでも曲の原型は保ったアレンジになっていますが、ここでは完全に自分流のスタイルで演奏されています。
1. N-Yo City (New Song)
2. Merry Christmas Baby
3. Jingle Belz (Aka Jingle Bells)
4. Happy Holidaze
5. Chestnutz (Aka The Christmas Song)
6. Winterfunkyland (Aka Winter Wonderland)
7. Santa's Coming (Aka Santa Claus Is Coming To Town)
8. Boot-Off (Aka Rudolph The Red-Nosed Reindeer)
9. Silent Night
10. Sleigh Ride
11. Dis-Christmas (Aka This Christmas)
12. Be-With-You
13. Christmas Is 4-Ever
クリスマスって寒い冬の季節にあるものだと思っていたら火傷をします。それほど熱い
ファンクが漲っています。Silent Nightのはずなのに、こんなに騒がしいクリスマスアルバムというのも珍しい。このセンスはさすがにブーチーであり、誰にも真似出来ません。ここでも若手とのコラボレートが行われており、クリスマスメッセージとしてBucketheadやGeorge Clintonなどからのお言葉も頂いております。
陽気で楽しくて騒がしくて変態的なクリスマスソング、酔っぱらってパーティー気分だけでなく、子供達でも楽しめるような愉快な
音楽になっています。ワウベースが唸っているクリスマスソングなんてそれまでありませんでした。こんな事が出来るなんてブーチーこそ本当のスーパースターなのかもしれません。あらゆる苦しみを吹き飛ばして夢を与える神の領域に達しています。名盤です。
N-Yo City