85年の作品です。プロデュースにThomas Dolbyを起用して、フェアライトを駆使して、ドラムはゲートサウンドになっています。これぞ80年代サウンドになっていますが、曲自体はいつものP-FUNKなので薄っぺらな
音楽にはなっていません。このコミック調のジャケットの時はパーラメントなみに間違いはありません。楽器の構成もいつもの音で、それに少しばかりのThomas Dolby色が加わった感じであります。
1. Double Oh-Oh
2. Bullet Proof
3. Pleasures Of Exhaustion (Do It Till I Drop)
4. Bodyguard
5. Bangladesh
6. Thrashin'
7. Some Of My Best Jokes Are Friends
この頃の彼らのライバルはプリンスのようで、歌い方もプリンス的な事が多いです。ロックと
ファンクの融合を試みていたファンカデリックとは別に、プリンスによってロック、ポップスと
ファンクが結びついた事は彼らにとってもやりやすい環境が整ったという気持ちだったと思います。それでも
ファンクを思いっきり味わうには、やはり本家本元の彼らでないと満足出来ません。
Thomas Dolbyはテクノと
ファンクを結びつけた人で、ジョージクリントンが求めていたサウンドを創るにはうってつけだったのだと思います。Thomas Dolbyもコーラスで参加していますので、Thomas Dolbyファンも必聴でしょう。ハイパーアクティヴもP-FUNKをヒット性のある曲として完成させたものであり、そうしたヒット曲が彼らには不足していました。歌詞が下世話な感じなのがヒットに結びつかないのだと思いますが、それでも80年代サウンドをたっぷり味わえるアルバムだと思います。
Double Oh-Oh/Bullet Proof