2008年の作品です。現在までの最新作であり、George Clinton個人名義になっています。内容はカバーアルバムになっていて、その曲に関係しているミュージシャン達が参加しています。自分達の曲のリメイクからリズム&ブルース、
ソウル、ニュー
ソウル、サイケ
ファンク、など、恐らくクリントンのお気に入りの曲ばかりなのでしょうが、選曲が素晴らしいです。
1. Ain t That Peculiar (Sly Stone & El DeBarge)
2. Never Gonna Give You Up (El DeBarge)
3. Mathematics Of Love (Kim Burrell)
4. Let The Good Times Roll (The Red Hot Chili Peppers)
5. Pledging My Love
6. Gypsy Woman (Santana)
7. It s All In The Game (Belita Woods of P-Funk)
8. Heart Trouble
9. Our Day Will Come (Kendra Foster of P-Funk)
10. Sway (Belita Woods)
11. You re A Thousand Miles Away
12. Heaven (The RZA)
13. As In
14. Stillness In Motion (Shavo of System Of A Down)
15. Fever (Sly Stone)
Sly StoneからCarlos Santana、Red Hot Chili Peppersなどが参加しています。これほど異色なミュージシャンを集められるというのも凄いですが、アレンジ、演奏も素晴らしいパフォーマンスになっています。
ファンクは基本ワンコードなので、コード進行がはっきりしている曲をやる事で歌心が活かされてきます。クリントンは歌うというよりトーキングスタイルなので、ゲストボーカリストが重要になってきますが、Kim Burrell)など素晴らしい歌を聴かせてくれます。
大御所がカバーアルバムを出すという事はもうネタが無いという事でもありますが、これだけ素晴らしいアレンジで既成の曲を活かしきれるというのは、まだまだアイデアは枯渇していないと思いますので、これからも素晴らしい
ファンクで腰を響かせてくれるものと思います。
ファンクにはこだわっていませんので、曲の良さは失われいませんが、
ファンクミュージシャンならではの発想が面白いです。カバーアルバムは数多くありますが、その中でも群を抜いて素晴らしい出来映えだと思います。名盤です。
Ain t That Peculiar