79年の作品です。ワーナーへ移籍してからの第一弾となります。サウンドもそれなりに変化があり、デビュー当時はハムバッキングのレスポール系を弾いていましたが、このアルバムでは明確にストラトの音が鳴っています。アレンジもこれまでも凝っていましたが、より現代的な構築になっています。ホーンセクションを入れたりと、新しい時代に適応しようとしてます。
1. I Thank You
2. She Loves My Automobile
3. I'm Bad, I'm Nationwide
4. A Fool For Your Stockings
5. Manic Mechanic
6. Dust My Broom
7. Lowdown In The Street
8. Hi Fi Mama
9. Cheap Sunglasses
10. Esther Be The One
パンク、ニューウェイヴの時代となっていますが、ハードロックもヴァンへイレンの登場からコード構成を分解したギターリフをコンパクトにする事が流行っていました、そういう意味では早くからそうしたリフを作っていた彼らの本領発揮されたアレンジになっています。大きな特長は、やはりシングルコイルのストラト系の枯れた音が目立ちます。ですからいつものパターンの曲でも違った印象になっています。
シングルカットされたサム&デイヴのI Thank Youのカバーのブルージーなアレンジも素晴らしいセンスです。もう一つのシングル曲Cheap Sunglassesも素晴らしいアレンジです。Manic Mechanicでのニューウェイヴな感性は、後の80年代を予感させるものです。髭も伸びてきましたが、こうした新しいセンスの導入を試みてオールドウェイヴなスタイルを新鮮に演奏する努力が行われています。もはやサザンロックのイメージが薄くなっていますが、全体的な流れから見ると、とてもZZ Topらしい作品になっていると思います。
I Thank You
She Loves My Automobile
I'm Bad, I'm Nationwide
A Fool For Your Stockings
Manic Mechanic
Dust My Broom
Lowdown In The Street
Hi Fi Mama
Cheap Sunglasses
Esther Be The One
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