71年の作品です。キーボードのRoy Lynesが脱退して四人組になります。これによりギターバンドとして更にブギを追求していきます。時にはツィンリードギターを披露するようになります。曲もギターソロを長めに取るなど、ハードロックバンドたろうとしていますが、はっきり言って演奏力は60年代のブルースバンド程度で、ハードロック、プログレバンドのレベルまでは達していません。何といっても元アイドルバンドですから、結構無理している感じもします。
1. Umleitung
2. Nanana
3. Somethings Going On In My Head
4. Mean Girl
5. Nanana
6. Gerdundula
7. Railroad
8. Someones Learning
9. Nanana
10. Mean Girl
11. Tune To The Music
12. Good Thinking
13. Mean Girl
14. Railroad
ハードロックバンドもライブでは長いギターソロを演奏しますが、レコードでは計算されたソロを演奏するようになり、アドリブも流行らなくなります。これはアドリブが苦手なジミーペイジのせいですが、ここでクォーがやっているのは、60年代末期のブルースバンドがやっていたようなスタイルです。ですからまだぱっとしません。ポップな曲もあったり、完全にブギバンドにはなっていません。
逆に言うと、売れるようになったら単調になるので、いろんな事をやっているこの時期の方が面白かったりします。ギターの音も60年代のものであり、70年代ではもっと歪んだ音が流行っています。この辺はまだしっくりきていない感じです。ブルースバンドを手本にしているのでしょう。これがもっと近代的になってソリッドなブギバンドになってから売れますので、このアルバムも売れていません。苦難の時期ですね。
Umleitung
Nanana
Somethings Going On In My Head
Mean Girl
Gerdundula
Railroad
Someones Learning
Tune To The Music
Good Thinking
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