2005年の作品です。ここからSanctuaryレーベルに移行します。前作のカバーアルバムは契約を遂行する為に制作されていたのかもしれません。それくらい、ここで聴けるオリジナル曲が素晴らしい出来映えなのです。ベテランとしての蓄積からか、曲が素晴らしいし、演奏も巧くなっています。表現力がついているのです。これなら日本でも売れるはずなのに、二つぐらい時代が遅かったかもしれません。
1. The Party Ain't Over Yet
2. Gotta Get Up and Go
3. All That Counts Is Love
4. Familiar Blues
5. The Bubble
6. Belavista Man
7. Nevashooda
8. Velvet Train
9. Goodbye Baby
10. You Never Stop
11. Kick Me When I'm Down
12. Cupid Stupid
13. This Is Me
彼ららしい爽やかな疾走感を出しながらも起承転結のある曲は日本人好みでもあると思います。これが30年前の作品だったらきっと名作として人々の心に残っていた事でしょう。しかし今では作品がリリースされた事すら知られていないくらい知名度が低くなっています。イギリスでも少し売り上げが戻ってきています。曲自体はシンプルなままなのですが、ちょっとした音色の配列で鮮明な曲になっています。ミキシングも素晴らしいのです。
歌もしゃがれてきていますが、味わいのある歌になっています。ケルトを混ぜたサザンロックとしてアメリカンロックとしてもブリットポップとしても通用する内容です。もっとレコード会社がでっかく売り込めばきっと世界的にも売れるはずです。ちまたはつまらない
音楽ばかり氾濫しているのですから、
音楽を愛する人は本当に良い
音楽に飢えていると私は信じていたいです。大人も若い人にも充分説得力を与える作品だと思います。名盤です。
The Party Ain't Over Yet