

68年の作品です。
ソウルミュージックもより洗練され、ポップになっており、メンフィス
ソウルを取り入れた演奏になっています。又、モータウン系のポップな
音楽により、
ソウルミュージックは白人にも人気となっていて、そうした選曲になっています。まだまだ白人と黒人の差別問題は残っていますが、
音楽的にはかなり分け隔てが無くなっていた時代になっています。
1. I Can Dig It
2. Expressway to Your Heart
3. Doin' Our Thing
4. You Don't Love Me
5. Never My Love
6. Exodus Song
7. Beat Goes On
8. Ode to Billie Joe
9. Blue on Green
10. You Keep Me Hangin' On
11. Let's Go Get Stoned
ポップになったと言ってもこのバンドのセンスは変わっておらず、洗練されればされるほどその良さが出てきています。ブラックフィーリングは失っておらず、その中での変幻自在な演奏は見事です。社会的には白人と黒人が激しくぶつかりあっていた時代でしたが、
音楽としては黒人
音楽がかなりおしゃれになっていた時代で、後の80年代にその良さが見直されますが、ブルーアイド
ソウルという白人による
ソウルミュージックも盛んになっていました。
この時代の黒人
音楽は今やレアグルーヴとなって重宝されています。現在のミュージックシーンの骨格が出来上がっていた時代とも言えます。そのおしゃれでかっこいい
音楽が詰め込まれています。アナログでまだ4トラックによる録音のようで、音としてはまだチープかもしれませんが、四人のメンバーの演奏しか収録されていないので、4トラックでも充分です。バンドとしても絶頂期だと思います。
Expressway to Your Heart