82年のアルバムです。フィリー
ソウルを基盤にしながらもA.O.R.ライトフュージョンなおしゃれなアレンジになっています。当時、カントリー系をA.O.R.にしたものや、
ソウルミュージックをA.O.R.にしたものなどがアメリカで流行っていました。
ソウル系はブラコンとも呼ばれていましたが、ブラコンというほどダンス系ではありません。そこがスティーヴクロッパーらしいところです。
1. Night After Night
2. Make You Feel love Again
3. Sad Eyes
4. There Goes My Baby
5. 634-5789
6. Heartbeat
7. Can't Break The Habit
8. Love's Sweet Sinsation
9. Hold Your Fire
歌ものであり、必然的にポップな作品になっています。しかもおしゃれな感じなので、軟派なお方々に好かれていました。パンクニューウェイヴなイギリス勢とは対局にある
音楽です。しかし、クロッパーのテレキャスプレイがおしゃれなだけでは済ませていません。そこが好感がもてるところであります。かなりオーソドックスな感じがしますが、ありきたりに聴こえないところが凄いです。
演奏が良いという事と、曲の良さが作品を質の高いものに仕上げています。当時のラリーカルトンよりも歌よりで、ブラコンよりもフュージョン寄りなので、非常にバランスの撮れた作品だと思います。この辺のセンスは流石です。しかしながら現在はCD化されていないようで、廃盤になっているみたいです。レコード会社の意識の低さが良い
音楽を失わせようとしています。残念です。
Make You Feel love Again