

90年の作品です。
現代音楽の巨匠Philip Glassとのコラボレート作品になります。オーケストラとインド
音楽の競演でありますが、オーケストラアレンジもシャンカールが手がけています。シャンカールが3曲、グラスが3曲づつ曲を提供しています。大半がオーケストラの演奏で、それをバックにシタールなどを演奏していますので、ほぼグラス色の強い作品だと思います。
1. Offering
2. Sadhanipa
3. Channels And Winds
4. Ragas In Minor Scale
5. Meetings Along The Edge
6. Prashanti
フィリップグラスにしては普通に
音楽していますので、そこはシャンカールに合わせた部分もあるのでしょうが、それほどインド
音楽にこだわっておらず、シャンカールも西洋
音楽との競演の時は、それに合わせた演奏もこなせます。伊達にインド以外で活動していないのです。しっかり西洋
音楽の知識も身につけています。インドの楽器以外も使うので、音階も限られたものになっています。
バイオリンのようにフレットレスな弦楽器のみインド音楽に適応出来ますが、全体のアンサンブルを考慮した音階を使っています。グラスは
現代音楽家なので、クラシック音楽のようにあるがままの演奏にこだわっておらず、スタジオミキシングなどの電気処理する事も含めて曲になっていますので、スタジオテクニックも含めてクラシックのオーケストレーションとは違います。ただ、奇をてらったところはなく、音楽としても優れた作品であります。
Passages Full Album
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