 |
|
[20131125] |  | |
千秋楽は両横綱が相星決戦で日馬富士が勝ち、優勝を決めました。ずっと全勝で来ていた両者でしたが、二人とも稀勢の里に敗れています。稀勢の里は本来、下から上に攻める体勢で勝ち上がってきた力士ですが、いつからか、その万全の攻め方を忘れて負けがこんでいました。本場所は、その下から上に攻める姿勢を貫いており、その圧力を遺憾なく発揮していました。本人はまだしっかり把握しきれていない感じがしますが、この取り口なら上を目指す事も可能でしょう。後は気持ちの強さだけです。
上位の結果 白鵬 13勝2敗 日馬富士 14勝1敗 優勝 稀勢の里 13勝2敗 琴奨菊 1勝2敗12休 鶴竜 9勝6敗 琴欧洲 1勝3敗11休 豪栄道 8勝7敗 栃煌山 7勝8敗 松鳳山 4勝11敗 隠岐の海 7勝8敗 妙義龍 8勝7敗 安美錦 6勝9敗
琴欧洲は来場所大関陥落ですが、二桁勝てば大関に復帰出来ます。大関取りをの最中だった豪栄道はやっと勝ち越せた感じで、又振り出しに戻りました。今場所活躍したのは勢で11勝しました。これまでの思いっきりの良い若い取り口がそのまま勝ち星に繋がっているので、日頃の稽古の賜物だと思います。もう一人が千代大龍で、同じく11勝あげています。どちらも三賞を受賞しています。
期待の遠藤は足の故障もあって、初めての負け越しとなりました。出世が早過ぎたので、これも経験の内だと思います。取り口は横綱相撲で、相撲感も良いのですが、後は立ち合いの圧力を身につければ上位にも通用していくと思います。新入幕の大砂嵐は負け越してしまいました。この人はどうも相撲の基本である、すり足が出来ていないようで、足が地に着いた感じがしません。もっと基本稽古に時間を費やした方が良いと思います。技はその後です。兎も角、両横綱が最後まで頑張ってきた事で、最後まで大いに盛り上がった場所となりました。
白鵬 vs 日馬富士
勢 vs 豊ノ島 豪栄道 vs 栃煌山
スポンサーサイト
|