75年の作品です。共同プロデュースにStevie Wonderの黄金期を支えたRobert MargouleffとMalcolm Cecilが加わっています。そしてStevie Wonderもハーモニカで参加、George Harrisonも久々にHari Georgesonという変名でThat's Lifeに参加しています。その他にも天才ギタリストと一時騒がれていたShuggie Otisの名前を見つける事が出来ます。
1. Fancy Lady
2. Found The Love
3. That's Life
4. Do It While You Can
5. It's My Pleasure
6. Song Of Joy
7. I Can't Stand It
8. All Of My Life
女性バックコーラスをつけたり、Stevie Wonderのプロダクションが関わっているので、ニュー
ソウルなサウンドになったのかと思いきや、いつものビリー節で逆にびっくりです。確かにシンセサウンドなどは大分洗練されていますが、いつもの熱いサウンドなのであります。アレンジとしては多少の変化は感じますが、どんなフォーマットになってもビリーが演奏すれば全てビリーのカラーにしてしまうのであります。
どんなに実験的な曲をやっても演奏していくうちにいつものノリになってしまうのでしょうか、バックアップの人達もビリーが好きで集まっているので、ビリーの引力に引き寄せられて、結局いつもの感じになってしまっています。Stevie Wonderのハーモニカもしかりです。いつもはセッションミュージシャンとしてバンドに合わせているビリーですが、ソロ作品でのリーダーシップの強さを思い知らされます。
Fancy Lady