79年の作品です。ちょうどディスコからブラコンへと移行する頃のアルバムで、サウンドもディスコっぽい感じでありながらブラコンになり始めています。Chuck Raineyなどのライトフュージョン系のプレイヤーが絡んできていますので、おしゃれになり始めていますが、まだまだ熱いです。このアルバムからMotown Recordsに移籍しています。
1. Give It Up, Hot
2. Late At Night
3. All I Wanted Was You
4. You
5. I Come To Rest In You
6. It Will Come In Time
7. Lovely Lady
8. With You I'm Born Again
9. Sock-It Rocket
ブラジョンの影響でチョッパーベースがやたらとフューチャーされています。ちょっとロック的なサウンドになっている曲は80年代を予感させるものになっています。このアルバムの目玉は女性ボーカリストのSyreeta Wrightとのデュエット曲、With You I'm Born Againで、映画の主題歌にもなっています。It will come in timeでもデュエットしています。
アメリカではこういう曲が流行っていて、80年代サウンドの基礎になっています。ディスコ的なリズムを残しながらA.O.R.をかすめながらブラックコンテンポラリーとなって、それをもっとポップにしていくと80年代特有のアレンジが出来上がります。それはイギリスでも同じで、
ソウルリバイバルから派生したネオアコなども影響されています。ビリーも80年代に入る準備が出来上がっています。
Give It Up, Hot