

71年のアルバムです。Richard Perryをプロデューサーに迎えて、ロックバンドフォーマットも使ったアレンジになっていて、ジョンレノンがアメリカに渡った後なので、そのつながりからか、ドラムにJim Gordon、Jim Keltnerが参加しています。ベースはKlaus Voormann、ギターにChris Spedding、キーボードにGary Wrightという豪華メンバーで制作されています。
1. Gotta Get Up
2. Driving Along
3. Early in the Morning
4. The Moonbeam Song
5. Down
6. Without You
7. Coconut
8. Let the Good Times Roll
9. Jump into the Fire
10. I'll Never Leave You
11. Si No Estas Tu (Spanish Version of "Without You")
12. How Can I Be Sure of You
13. The Moonbeam Song (Demo Version)
14. Lamaze
15. Old Forgotten Soldier (Demo Version)
16. Gotta Get Up (Demo Version)
彼の最大のヒット作品であり、バッドフィンガーのWithout Youをカバーして全米No.1ヒットさせています。バッドフィンガーではシングルB面だったのが、ニルソンによって多くの人から愛される名曲として知れ渡ったのです。元々はロックバンド形式でのバラード曲でしたが、ピアノ、オーケストラを使った、この曲にふさわしいアレンジにより、完成度の高い作品となりました。一般的にはニルソンの曲として知られていると思います。私はハートのバージョンが好きです。
その他にもCoconutとJump Into the Fireをシングルヒットさせています。玄人受けしてただけのニルソンから一気にブレイクして世界中で親しまれるミュージシャンとなりました。これまで出番が少なかったドラムやエレキギターが入っただけで雰囲気が全く違ってきます。ニルソンの歌い方もソフトな感じからシャウトしたりして変わってきています。この頃から髭もはやしだしてお馴染みの顔になっています。ポップロックの歴史に残る名盤です。
Gotta Get Up