

2011年のアルバムです。オリジナルスタジオアルバムとしては最新作になります。カントリーとジャズスタンダードが程よく混じりあった大人の
音楽になっています。もう声は完全におじいちゃんになってしまっています。そして年相応な
音楽を生み出していると思います。こんな素敵な
音楽を作ってくれるおじいちゃんっておしゃれだと思います。カントリーにジャズのフレイバーが入ったカントリーのA.O.R.だと思います。
1. Stoplight Roses
2. Checkout Time
3. House For Sale
4. Sensitive Man
5. I Read A Lot
6. Shame On The Rain
7. Restless Feeling
8. The Poisoned Rose
9. Somebody Cares For Me
10. You Don't Know Me At All
11. 'Til The Real Thing Comes Along
カントリーやジャズだと言っても、是まで聴いた事の無いような
音楽であり、21世紀にも現在進行形なカントリーなのだと思います。決して過去にこだわってカントリーをしている訳ではなく、カントリーを愛して尚も育み続けている愛情を感じます。ジャズスタンダードな感じはロマンティックであり、恋の予感がします。バックボーカルにはAnna HarveyやPaul Carrack、Ron Sexsmithなどが参加しています。老いてもこれだけロマンティックな感じにしてくれるなんて、いい年のとり方をしていると思います。
音楽的には渋いのかも知れませんが、恋心を秘めた
音楽は枯れた感じがしません。決してタイトルのようにオールディーズな音楽ではありません。とても新鮮で新しい感覚のカントリーミュージックであります。Poisoned Roseはコステロの曲のカバーです。Restless Feelingではラテンフレイバーのアメリカンポップスみたいな曲ですが、これもニックのオリジナルです。こんな素敵な音楽をいまだに作れるなんて凄い事だと思います。これからももっと素敵な大人の音楽を生み出して欲しいと思います。
Stoplight Roses