

続きましてはもう一人のパブロックの代表格であるDave Edmundsです。最初に彼が在籍していた
ブルースバンドLove Sculptureの68年のデビューアルバムからです。当時は
ブルースインヴェンションがイギリスで興っていましたので、パブロックというより、ビッグ
ブルースバンドと言っていいでしょう。ファズで歪ませた
ブルースですが、ハードでもヘヴィーでもなくどこかプログレッシヴなスケールを持っています。
1. Stumble
2. Three O'clock Blues
3. I Believe To My Soul
4. So Unkind
5. Summertime
6. On The Road Again
7. Don't Answer The Door
8. Wang Dang Doodle
9. Come Back Baby
10. Shake Your Hips
11. Blues Helping
12. Morning Dew (Human Beans) (Bonus Track)
13. It's A Wonder (Human Beans) (Bonus Track)
14. River To Another Day (Single) (Bonus Track)
15. Brand New Woman (Single) (Bonus Track)
メンバーはギターのDave Edmunds、ドラムのBob "Congo" Jones、キーボードのJohn Williams、ベースのJohn David、の三人組で、全員がボーカルをとります。ベースもギターもキーボードもDave EdmundsとJohn Williamsが弾き分けています。キーボードが入っている事で、どこかプログレッシブなアレンジになっています。
ブルースのカバー曲が多いですが、オリジナルよりもゆったりとした演奏になっています。ですからどこか
ブルースというよりサイケな感じがしています。
彼らも又パブなどで演奏していたので、パブロックバンドという存在ではありますが、時代的にはほとんどのバンドがそうでしたので、この頃はパブロックという認識は無かったと思います。イギリスではどういう存在が分かり知れませんが、聴いた感じでは普通のブルースバンドです。歌い方も絶叫系ではないので、ハードロックというより、プログレへ進みそうなバンドだったという印象です。
I Believe To My Soul