

81年の作品です。再びソロ作品に戻ってからの作品ですが、バンド時代よりもハードなサウンドになっています。Rockpileと言うバンドではここまでのサウンドは作れなかったのでしょうから、バンド解散は正解だったのかもしれませんが、その為に知名度は徐々に薄くなっていきます。ほとんどがカバーで、この人は曲を作らないでアイデアだけの人なのかもしれませんが、これまで以上にパワフルな作品に仕上がっています。
1. Something Happens
2. It's Been So Long
3. Singin' the Blues
4. (I'm Gonna Start) Living Again If It Kills Me
5. Almost Saturday Night
6. Cheap Talk, Patter and Jive
7. Three Time Loser
8. You'll Never Get Me Up (In One of Those)
9. I'm Only Human
10. Race Is On
11. Baby Let's Play House
Rockpile時代の録音曲も入っていて、The Race Is OnとBaby Let's Play HouseではRockpile飲めんバーが演奏しています。そして一番の話題は当時突如として出現したネオロカビリーバンドStray CatsとコラボレートしたThe Race Is Onでしょう。ロカビリー系の曲をやりたかったDave Edmundsにとっては、ニューウェイヴよりもこちらの方が好みだったのです。Stray Catsもある意味パブロックなのですが、いきなり世界的なヒットを飛ばしたのでそういう扱いにはなっていません。
ミキシングは80年代のそれとは全く違う70年代的な処理になっているのもいい感じです。デジタル処理していないので音圧が太いです。カバーばかりですが、選曲は素晴らしく、彼のイメージにあったものばかり選ばれていて、フォーキーな曲もアレンジが素晴らしく、バリエーション豊かな作品に仕上がっています。これまでの作品の中でも最高の出来映えだと思います。こちらを代表作にすべきですが、売り上げは少し落ちています。
Twangin... (Full Album)