94年の作品です。当時流行っていたアンプラグドへの異を唱えるごときアルバムタイトル。全て一人で演奏したマルチレコーディングになっています。デビュー当時は一人で演奏した曲もありましたので、原点回帰なのか。曲もシンプルになっています。80年代的なシンプルさとカントリー調のロックンロールになっています。
1. Chutes & Ladders
2. One Step Back
3. I Love Music
4. Halfway Down
5. Beach Boy Blood (In My Veins)
6. Claw
7. I Got the Will
8. Better Word for Love
9. Standing at the Crossroads
10. It Doesn't Really Matter
11. Sabre Dance '94
曲のほとんどがカバー曲という事で、昔に帰ったような内容ですが、サウンドは多少変化があります。カントリーというよりロカビリーをモダンにアレンジしたような曲になっています。前作が最高だっただけに物足りなさは感じますが、認知度が落ちている時期の作品にしてはよく出来ています。どちらかというと80年代の触感がするアレンジを90年代の音質でやっているような感じがします。
声は衰えていません。というより味わいが出てきているように思います。マークボランなどの妖艶な感じが前作からしていました。一人での録音だからシンプルになってしまっているのでしょうが、あまりにも無駄が無さ過ぎて違和感を感じます。Love Sculpture時代のヒット曲Sabre Danceをリメイクしているのも、もはや隠居体勢になってしまったのでありましょうか。全体的なまとまりがありませんが、出来てとしては悪くはありません。
Chutes & Ladders
I Love Music
Halfway Down
Beach Boy Blood (In My Veins)
Claw
I Got the Will
Standing at the Crossroads
It Doesn't Really Matter
Sabre Dance '94
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