

76年の作品で、サードアルバムでありながら、いきなりのライブアルバムであります。パブロックの底力を見せつけるにはライブが一番と言う事で、イギリスではNo.1に輝いた作品で、いきなりスターダムに躍り出ました。オリジナルはこれまで発表済みの曲ですが、カバー曲で新しい魅力を引き出しています。ロックンロールと
ブルースロックをリフでは無くギターカッティングで仕上げると言うパンクの原型のようなスタイル、このときまだイギリスのパンクは生まれていません。
1. Talking About You
2. 20 Yards Behind
3. Stupidity
4. All Through The City
5. I'm A Man
6. Walking The Dog
7. She Does It Right
8. Going Back Home
9. I Don't Mind
10. Back In The Night
11. I'm A Hog For You Baby
12. Checking Up On My Baby
13. Roxette
14. Riot In Cell Block No. 9
15. Johnny B. Goode
最初と最後にチャックベリーの曲を持ってきていますが、途中にI'm A ManやWalking The Dogのようなストーンズでもお馴染みの
ブルース曲を持ってきています。Bo DiddleyのI'm A Manはヤードバーズの三人のギタリストによるバージョンが存在するくらいヤードバーズの定番であり、ストーンズはちょうど同じくらいに李いr−スしたラブユーライブで披露しています。邦題は殺人病棟 で、日本でも注目されるようになります。
スタジオバージョンと同じ演奏なのでありますが、ライブでのノリはひと味違います。これまで紹介してきたニックロウやデイヴエドモンズには無かったパブロックの熱い熱狂を伝える事の出来るバンドであります。攻撃的な演奏ではありますが、
ブルースロックのイメージが強くて、やはりパンクロックとも違います。後に出てくるパンクバンドはここまで演奏力がありません。ただ、日本にいるとパブロックと言うイメージもあまりありません。Dr. FeelgoodはDr.Feelgoodなのであります。
Talking About You