80年のアルバムです。どんどん
ブルース色が薄れてきて普通のハードロックになってきています。80年代以降も活動を続けていきますが、ニューウェイヴ等のポストパンク時代になって、ほぼ注目されなくなっていきます。Dr. Feelgoodと言えば一目置くバンドでありますが、それは70年代の事であり、インディーズにしても彼らのようなサウンドは既に時代遅れになっていました。
1. Jumping From Love To Love
2. Going Some Place Else
3. Best In The World
4. Punch Drunk
5. King For A Day
6. Violent Love
7. No Mo Do Yakamo
8. Love Hound
9. Who's Winning
10. Coming To You
11. Drives Me Wild
12. Case Of The Shakes
70年代に彼らを知ったファンはそのまま聴き続けたと思いますが、初期の頃のような衝撃的な作品は作らなくなっていますので、離れていったファンもいた事でしょう。パブロックバンドも沢山いますが、その中ではやはり帝王であり、これだけのクオリティーの高いロックンロールは若手には無理であり、アナログなテクノからデジタル時代になると、こうしたサウンドが恋しくなってきます。ですからこのバンドの存在意義は現在においても揺るぎないのであります。
曲もサウンドもかなりポップで軽い感じになっています。毒も無くなっています。それでもビートロック的なロックは気持ちがいいものであります。ビートルズを感じさせないイギリスのバンドと言う事で、これもブリットポップなのであります。パンクにしては旨過ぎるし、ハードロックにしてはシンプル過ぎる。これぞパブロックの決定盤です。
Jumping From Love To Love