84年の作品です。
とうとうボーカルのLee Brilleaux意外のメンバーは全て入れ替わり、全く違うメンバーでバンドを計測していく事になりました。ギターがGordon Russell、ベースにPhil Mitchell、ドラムのKevin Morrisという顔ぶれです。もう解散して別のバンド名でやっても良かったと思いますが、Lee BrilleauxはDr. Feelgoodと言うバンドにこだわっていたようです。
1. Close But No Cigar
2. So Long
3. You Don't Love Me
4. My Way
5. Neighbour, Neighbour
6. Talk of the Devil
7. Hit Git and Split
8. I Can't Be Satisfied
9. Saturday Night Fish Fry
10. Drivin' Wheel
11. It Ain't Right
12. I Don't Worry About a Thing
13. She's in the Middle
14. Dangerous
デビュー当時の頃のような
ブルースロックという原点に帰っていますので、やはりDr. Feelgoodと言うバンドを立て直すのに必死だったみたいです。演奏も悪くありませんが、やはりウィルコがいた時代の毒は感じられません。毒を処方してのDr. Feelgoodだと思いますが、健康になってしまいそうです。それでも何とかウィルコの頃のようなサウンドを取り戻そうとしています。
ブルースリフをロックンロールに引用したやり方。スライドギター、Lee Brilleauxもソフトな歌い方をしなくなりましたが、一番毒を盛っていたLee Brilleauxから毒物が検出されません。ジャケットは藤子不二雄の漫画に出てきそうな人で笑えます。それでも新生Dr. Feelgoodとして再スタートを切るにはこれしかなかったと思います。ファンが望んでいたものはこのスタイルであります。ただし、本当に望んでいるものはもはや取り戻す事が出来ません。
Close But No Cigar