86年の作品です。まるでLee Brilleauxのソロアルバムのようなタイトル、Lee Brilleauxがトレードマークの
ブルースハープを口にくわえています。
ブルースロックへの回帰でもうまくいかなかったので、ここで思いっきり80年代サウンドに転換しています。ニューウェイヴ、もしくは80年代ならではのデジタルシンセを使ったりしたポップなアレンジになっています。
1. I Love You, So You're Mine
2. You Got My Number
3. Big Enough
4. Don't Wait Up
5. Get Rhythm
6. Where Is The Next One?
7. Play Dirty
8. Grow Too Old
9. Rough Ride
10. I'm A Real Man
11. Come Over Here
12. Take What You Can Get
こういうアレンジになってしまっては誰が演奏してもいっしょで、バックメンバーもまるでスタジオミュージシャンみたいな扱いです。それならソロアルバムという印象も自覚があるようです。曲自体はカバー曲もあり、
ブルースを基盤にしていますが、所謂80年代の商業ロックな処理になっています。これで売れなかったら目も当てられませんが、ここまでしても日記回復までは至りませんでした。
これまでのバンドの歴史の中でも一番癖が無い時期であり、それが80年代サウンドになってしまっては、もっと個性が無いものになってしまいます。パブロックバンドと言う事であれば、このようなポップなノリは有りかもしれませんが、デジタルシンセにホーンセクション、女性バックコーラスなど、あまりにもまともな音に引いてしまいます。ビートポップスということでは有りですので、パブロックに留まるのであれば問題ありません。
I Love You, So You're Mine