

91年の作品で四年ぶりとなるアルバムになります。ギタリストがGordon RussellからSteve Walwynに代わり、又新しい時代に入っていきます。90年代になるとオルタナの時代になりますので、70年代から頑張っているバンドにとってはやり易い時代になります。Steve WalwynのギターはGordon Russellとは違って優等生タイプではありませんので、期待が持てますが、まだ作曲面で貢献していないのでカバー曲が多いです。
1. Heart Of The City
2. My Sugar Turns To Alcohol
3. Going Down
4. No Time
5. World In A Jug
6. If My Baby Quit Me
7. Primo Blues
8. Standing At The Crossroads Again
9. Been Down So Long
10. Don't Worry Baby
11. Down By The Jetty Blues
12. Two Times Nine
Nick LoweからT-Bone Burnett 、Doors間でカバーしています。どの曲も
ブルース系のロックンロールであり、Dr. Feelgoodの復活が期待出来るのかと基地阿出来るようになっています。しかしもはや原点回帰でも無く、90年代もイギリスではパブロック健在なりと言わんばかりの内容になっています。もう70年代のDr. Feelgoodではないのです。
パンクもテクノも過去のものとなり、90年代にはテクノはより進化していきますが、肥大化した産業ロックへのアンチテーゼとしてオルタナのソリッドでシンプルなロックが主流になっていきます。虚構とも言えるような装飾は脱ぎ去っていくのです。ヒップホップがより一般的に広まって、金をかけなくてもかっこいい曲が作れると言う事が証明されていきます。そこで新しい武器を手にした訳ではありませんが、Dr. Feelgoodも自分達の
音楽を楽しめるようになっています。
My Sugar Turns To Alcohol